省エネコラム vol.14
省エネ 基本の「キ」パソコンの省エネ
スクリーンセーバーが電気を消費する?
家庭での消費電力量に占めるパソコンの割合は2.5%と多くはありませんが、利用度の高いご家庭ほど、「すぐに使えるように電源を入れっぱなし」というケースが多いようです。
「大丈夫、すぐにスクリーンセーバーの画面になって省エネモードになるよう設定しているから」とお考えの方、ちょっと待って!スクリーンセーバーは省エネモードではありません。スクリーンセーバーの目的は、もともとはモニター画面の焼付きを防止するために自動的に画面の描画を動かすもの。プログラムを作動させるので、人が操作しなくても電力を消費します。なかには、3Dのスクリーンセーバーのように描画処理にCPUパワーを多く使って電力を消費するものもあるので、ご注意を。

「使わないときは電源を切る」習慣を
省エネを目指すなら、パソコンの「電源オプション」※を「低電力」や「省電力」モードに設定しておきましょう。これなら、一定時間操作せずに経過すると自動的に画面がスリープ状態になります。「国際エネルギースターロゴ」がついたパソコンやプリンターなら、稼働、スリープ、オフ時の消費電力などについて、省エネ性能がすぐれた基準を満たしていると認定されているので、情報機器を購入するときの判断材料にするといいですね。
ただ、「省電力」「低電力」モードでもわずかに電力は消費します。パソコンを長時間使わないときは必ず電源を切るようにしましょう。
「電源オプション」はWindowsの場合。

資料:資源エネルギー庁『家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬』