省エネコラム vol.10
省エネ 基本の「キ」保存の省エネ
冷蔵庫で保存しない方がいいものがある
冷蔵庫は省エネ性能が大幅に向上した家電製品。2015 年のモデルは、9年前に比べて年間消費電力量が約43%も削減されています。※
また、モノを詰め込みすぎないとか扉の開閉を少なくするといった、使用する側の省エネ知識もずいぶん高まってきました。
ただ、冷蔵庫で保存した方がいいものと、常温で保存した方がいいものの区別がハッキリしないという方はまだ多いようです。
肉や魚、野菜など鮮度が重要な食材は冷蔵庫へ。これは当然ですが、実は、野菜でも冷蔵庫へ入れない方がいいものがあるのです。
定格内容積401~450Lの9年前冷蔵庫と最新冷蔵庫の比較

根菜類は庫外で保存して冷蔵庫にゆとりを持たせましょう
代表的なのは根菜類。ジャガイモ、サツマイモ、サトイモなどは冷蔵保存しない方がいいと言われます。ニンニクやショウガも皮付きのままなら冷暗所に保存すれば大丈夫。根菜類を外に出すだけでも、冷蔵庫にゆとりができ、消費電力量のムダを防ぐことができます。
また、暑い地方原産のピーマンやキュウリも冷蔵庫が向かないと言われています。つい冷蔵庫に入れたくなりますが、少量ずつ買って庫外に置き速く食べきってしまうことが、冷蔵庫にも、野菜にも、優しいことなんですね。

資料:キューピー「もっと野菜を。もっと食卓へ」、スマートライフジャパン推進フォーラム「スマートライフおすすめBOOK(2016年度版)」