省エネコラム vol.7
省エネ 基本の「キ」照明の省エネ
白熱電球なら5カ月でモトがとれる
もし、お宅の照明が白熱灯を使用しているのなら、切れるのを待たず、今すぐLEDに交換することをおすすめします。
確かに、LED電球は高価です。しかし、白熱灯100円、電球形LEDランプ2,000円として試算したデータでは、購入価格は20倍も違うのに、約5カ月(820時間程度)でコストが逆転します。まさに、「LEDは高いけど、すぐにモトがとれる」ということですね。
球型蛍光ランプ(購入価格600円)を使用している場合は、コスト逆転までは約3年(6,000時間程度)。蛍光ランプの交換時期が来て「モトがとれた」ことになります。
電球形蛍光ランプを使っているなら、交換時期が来たとき、寿命が長く交換の必要がほとんどないLED電球に換えるのが経済的と言えるでしょう。

LEDならではのライティングを楽しむ
ただし、これは電球形のランプの比較。電球形は、口金のサイズと明るさを確認すれば従来の照明でそのまま使用できますが、シーリングライトは照明器具自体を取り替えなければなりません。しかも、蛍光灯とLED照明の電気代にそれほど大きな差はないので、あえて取り替える必要はないと言えます。
LEDのシーリングライトには光の色を変えられる機能など、蛍光灯シーリングライトにはない機能があります。LEDの魅力は電気代だけではありません。「LEDならではのライティングを楽しむ」という時代になったのかもしれません。

資料:資源エネルギー庁『家庭の省エネ徹底ガイド』