設計コンセプト
築33年の住宅で、断熱材が薄く気密性が低かったため、既存の断熱材を撤去し、グラスウール[24K×100mm]を採用。さらに外部から断熱サイディング「ガルスパン」を貼ることで冷暖房効果を高めた。床はスタイロフォームの上に、エコ材料「竹フローリング」を使用。取替えた古い断熱材は、ユニットバスまわりの空間に敷き詰め、再利用した。外壁の壁、既存のモルタルは補修を行い、その上からサイディングを張ることで廃材が減少。さらにIHクッキングヒーター、電気温水器を採用し、省資源を目指した。
室内は昼間でも暗かったキッチン、ダイニング、玄関を半吹抜けにしたり、開口部を増やすことで、採光を確保。小分けにされていた部屋をつなげたことで、通風と採光が向上。また、将来のことも考え、全てのドアを引き戸、引違い戸に変更。段差もなくし、車イスでも部屋をスムーズに行き来できるようにした。
リフォーム時には柱や梁が見えるところまで解体し、補強工事も実施。耐久性も考慮し、外部にはガルバリウム鋼板を増し張りし、シーリングも再施工した。