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山崎 和弥 山崎計画設計工房
作品名/ 岸本町の民家
設計/山崎計画設計工房 施工/有限会社荒濱建築工務店 竣工日/平成14年4月24日
■建物概要
建設地/鳥取県西伯郡岸本町丸山1470 敷地面積/1026.24m2 建築面積/147.49m2 
延床面積/162.68m2 構造・規模/木造2階建

■設備面の特記
●厨房機器
・システムキッチン/ナスステンレス/セスパ
・IHクッキングヒーター/日立/HTW−4DB
・食器洗い乾燥機/ナショナル/NP−P60X1
●給湯機器
・電気温水器/中機/CS−501MEC2
●冷暖房機器
ヒートポンプエアコン/ダイキン/
・システムマルチ 3M686XV、C40AVV、C28ACV、C22ATV
・システムパック PAC−40AZ−A
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
断熱材−グラス・ウール(24K)天井:厚100mm 外壁:厚75mm、
ポリエチレンフォーム 屋根:厚25mm、ポリスチレンフォーム 1階床:厚40mm
●その他
外壁通気工法
■設計コンセプト
この住宅は、“大山”のふもと標高約200mに位置し、ご夫婦と子供2人、ご両親の6人の二世帯住宅で、長く住み続けてこられた住宅の建替えです。周辺は農村集落の一般的な景観を形成しており、当敷地もこの中にあって、既存の樹木や石垣などは、重要な景観要素となっています。敷地は南側道路より約1.7m上っており、北側は傾斜地となって裏の山へと続いています。敷地の中で、既存の建物や南側の樹木、要求された空間のヴォリュームを検討すると、おのずと以前の母屋の位置に配する事となりました。背後の傾斜地の前にそっとたたずみ、周辺環境と共生する様な高さと断面、単純な形態とする事を基本に、南側の庭と北の斜面との方向性を意識し、南北に視線を通す事や、内と外との繋がりに配慮しました。北側の斜面の緑が台所、食事室、廊下を通して、広間、玄関、子供室へと広がっていきます。大屋根でおおわれた各空間は、吹抜け、階段、廊下などを介して緩やかに繋がっており、構造材は、松・杉・桧など地域産材を使用して真壁として表わし、素朴でおおらかな空間構成としています。電気クッキングヒーターを使用する事で、内装も出来るだけ自然の材料を用いています。
■寸評
なんといっても外観のシンプルなデザインが風景と調和していること、両親の老後が安心して暮らせる配慮が平面プランに見て取れます。
 
 
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