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古家 智之
TOM建築設計事務所
作品名/ 能登原の家
●
設計/TOM建築設計事務所
●
施工/前田ハウジング株式会社
●
竣工日/平成14年7月31日
■建物概要
●
建設地/広島県沼隈郡沼隈町能登原1429-149
●
敷地面積/398.84m
2
●
建築面積/108.55m
2
●
延床面積/165.39m
2
●
構造・規模/W造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/東芝/DHP−M46KS
●給湯機器
・電気温水器ユノエース560L/四変テック/SN6−561KMH
●冷暖房機器
・エアコン/ダイキン/S−226TGX−W(C) S−256TGX−W(C)
・エアコン/サンヨー/SAP−V22C
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
断熱材:ポリスチレンフォーム100、基礎スタイロフォーム30、(立上り:硬質ウレタンフォーム30)
●その他
OMソーラーシステム
■設計コンセプト
ここは西面に瀬戸内海が大きく広がる。漁船が跡をつけ陽が島々を照らす。日暮れ時、内海大橋に夕日が落ちる。南面には阿伏兎観音で有名な岬が連なり四季折々の緑が楽しめる。そんな瀬戸の美しい景色をリビングの大きなピクチャーウインドーに映し出す。「自然との共存」をテーマに二世帯住宅はスタートした。まず室内の仕上は自然素材を選択した。木造の構造材を露出させ柿渋を塗る。時間の経過と共にどんどん赤味を増していく。壁には珪藻土を塗った。夏の調理に一役かってくれる事だろう。冬の暖房と、夏の給湯は、太陽熱を利用する。最も効果的に享受する為、建物を東西南北の軸に合せる。真南に大きく集熱パネルを設置する。そうすることでもう一つ面白い現象が起こる。建物自体が日時計となり室内に入り込む光と影でなんとなくその時間が分かる。又、日の出入り太陽は夏至、最も北に寄り、冬至には南に移動する。春秋分の日は建物に直角に当たる、そんな動きまで感じとれる。しかし、自然は美しい面ばかりではない。海沿いと言うこともあり厳しい面も多々存在する。それらを前向きに取り入れて二世帯の家族が生活されていることは、設計者として大変喜ばしいことである。
■寸評
瀬戸内海の眺望を窓辺いっぱいに取り入れられた間取りと、太陽熱の有効利用を優先させる為に、あえて住宅を敷地形態に沿わせないで立地させても、その空間利用を上手く処理されておられます。
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