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服部 映子
株式会社都市建築総合設計
作品名/ ケアハウスちかのり荘
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設計/株式会社都市建築総合設計
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施工/中村建設株式会社
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竣工日/平成14年8月30日
■建物概要
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建設地/岡山県高梁市落合町近似1324-2
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敷地面積/2167.29m
2
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建築面積/893.17m
2
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延床面積/1386.24m
2
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構造・規模/鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・電気コンベクションオーブン/ニチワ電機/SCO−5N
・IH調理器/タニコー/TIH−S355
・炊飯電子ジャー/象印マホービン/NYE−2700
●給湯機器
・給湯蓄熱ユニット/イシバシエンタープライズ/(熱源側)KT−10Q−2B (蓄熱側)KT−11
●冷暖房機器
・氷蓄熱ユニット/日立空調システム/(システム型式)R−P560SH
(床暖房)サンサニー・エコノナイトK顕熱式/古河電気工業
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
床暖房の蓄熱層であるコンクリートスラブの熱が地中梁を伝って地中に逃げないようスラブ下、地中梁外面に断熱材を裏打。床暖房が不要なスペースの周囲も断熱材で仕切った。
●その他
設計段階から使用電力量を試算検討し、契約電力が抑えられるよう床暖房の配線計画を行った。
■設計コンセプト
ケアハウスは、高齢者が一部支援を受けながら、自立生活を送る施設である。高齢である入居者への快適な居住環境の提供、さらにランニングコストを最小限に抑えるプランニングを目指した。
・ 山の斜面である段々畑形状の敷地を生かし、段の中央に建物を配置。1・2階共避難階にすることが出来た。
・ 入居者の居室を全室南向きに配置、北面の共有スペースにも充分な採光・換気を確保する為に、建物の中央を通っている2階廊下部分の天井を全てトップライトの連窓とし、この廊下の床面にガラスブロックユニットをはめ込み、トップライトからの光を、その下の1階廊下まで届くようにした。
・ 入居者が集う、食堂・娯楽・集会室は間仕切を設けず、廊下と一体化し、ゆとりある大広間とした。空調の効率が下がる分、蓄熱式空調システムと躯体に夜間蓄熱する床暖房を導入し、二重の暖房システムとした。共有の洗面・脱衣・浴室も同様の床暖房を設置。
備中松山城をイメージした和風外観と、施設内にいながらにして、自然の光と風を存分に感じられるエコロジカルな空間と、最先端の設備を効率よく利用出来るシステムが同居する、入居者にも運営する施設にもやさしい建物になるよう努めた。
■寸評
個室を全て南面させるという設計条件の中で、北側に位置する共有スペースをいかに快適にするかに切実な努力がなされています。施設経営のためのランニングコスト低減の工夫も行き届いています。
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