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石本 治 有限会社 石本工務店
作品名/ O邸新築工事
設計/有限会社 石本工務店 一級建築士事務所 施工/有限会社 石本工務店 
竣工日/平成14年4月10日
■建物概要
建設地/山口県大津郡日置町大字日置下814 敷地面積/1092m2 建築面積/210.83m2 
延床面積/204.19m2 構造・規模/木造平家建

■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/ナショナル/KZ−321GS
●給湯機器
・ヒートポンプ給湯機フルオートタイプ/ナショナル/HE−37RIA HE−URI
●冷暖房機器
・ルームエアコン/東芝/RAS−255ISD(3台)
 HAS−TC502FI(1台) HAS−B322F(1台)
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・屋根:野地板〜和瓦間(外断熱)JSPミラフォームM2R30mm
・外壁:外断熱 JSPミラフォームM2R30mm
・床下:サニーライト 40mm
■設計コンセプト
最近考えることがいくつかあります。その中に【高気密高断熱】という言葉があります。最近でもここ日置町の家の外壁は小舞いをかいて土壁。そして焼杉板の下見板張り。屋根は無垢の野地板の上に石州瓦が主流です。まさにテレビでのDAS?村を地で行く世界です。ただ、これがすべて良いとは思いません。現代生活をしていく中で、冬の隙間風は当然寒く、暖をとる為のストーブやエアコンを多用することになります。今後この地域でも【高気密高断熱】の流れに逆らう事はできないとは思いますが、24時間換気扇を回さなくてはならないのも不自然な気がします。私は以前から、《外断熱》で《中気密中断熱》くらいが、ここ日置町にはちょうどいいと思ってきました。《外断熱》は壁体内結露を防ぎ、夏の小屋裏の暑さを防止する上でたいへん有効ですし、《中気密中断熱》であれば 春の息吹を室内にいて感じる事もできます。この住宅はこれといった主張はありませんが、ここ日置町の気候風土に合って、自然体で、電化を取り入れた住宅です。
■寸評
「はれ」と「け」を区分して、平屋で建てられた伝統的な普通の家です。普通の家を堅実に建てようとする流れと努力は、いつの時代にも大切です。
 
 
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