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岸本 泰三
岸本泰三建築設計室
作品名/ 富の家
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設計/岸本泰三建築設計室
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施工/鳥越工業 株式会社
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竣工日/平成12年1月18日
■建物概要
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建設地/岡山県苫田郡富村大字大816−2
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敷地面積/924.05m
2
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建築面積/139.15m
2
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延床面積/162.28m
2
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構造・規模/木造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/ナショナル KZ-321C
・食器洗浄器/ミーレ G-601SCU
●給湯機器
・電気温水器/三菱 SRT-4665F 200V-BL形
●冷暖房機器
・ヒートポンプ ルームエアコン/日立 RAS-40PK×2(W) RAS-50PK×2(W)
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・屋根:ミラフォームMH(B類2種a)t=30
・最上階天井:グラスウール10k t=100
・外気に面する壁及び1階床:ミラフォームM2R(B類3種)t=40
●その他
既存の蔵を構造補強と杉の足場板の床を張って再利用した。この蔵と既存の石垣と既存の井戸を全て残して平面計画の手掛かりとした。
■設計コンセプト
清流と雪に惹かれて豪雪地帯の過疎地に移り住む、若い夫婦と子供二人のための住宅。既存の水田の石垣、井戸、蔵をすべて再生する事で、平面計画は決定された。蔵は、最小限の改造を施し家族の遊び場となった。正方形プランの2辺(南側)にある12坪のテラスは、富村の自然を楽しむバッファーゾーンである。この地域の平均積雪量にあわせてレベルをGL+500とした。冬には外の雪床とテラスが同レベルを共有し、内部空間(7坪)の存在を明らかにする。夏には屋根(庇)が直射日光を遮り谷風を通す。電化キッチンについては、台所につながるリビングが内装全て木材であること、建物の内部に位置すること、省スペース、機器のレイアウトの関係上、安全面、安心面から最善と考えた。また、冬季のプロパンガスの取り替え等の不便さ、他人の介入による煩わしさも取り除ける上、掃除も容易で喜ばれている。外部は地元産間伐材の杉の棒(36×36)を建物の腰板、テラスの天井格子に利用した。その存在感は、耐候性と共に呼吸する建築を印象づけてくれる。
■寸評
豪雪地帯の冬の生活は家の中に閉ざされがちであるが、東南二方向に取られた庇の深いテラスが住み心地を富にしている。間取りも単純明快ですっきりしている。
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