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藤本 慎一
ヨハネハウス
作品名/ 藤本邸 新築工事
●
設計/ヨハネハウス
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施工/ヨハネハウス
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竣工日/1998年3月
■建物概要
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建設地/山口県岩国市室の木町2丁目3-13-2
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敷地面積/407.36m
2
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建築面積/122.16m
2
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延床面積/161.15m
2
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構造・規模/木造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/ナショナルKZ-321D
●給湯機器
・電気温水器 ナショナルDH-46T3X
●冷暖房機器
・エアコン/ナショナルPA-J56UH6S、CS-BYG22K-W
●その他
・太陽光発電/CANON 3.0kW/h 風力発電灯/OMソーラー協会
■設計コンセプト
まだ、木々の緑がたっぷりと残る閑静な住宅街に自然素材と自然エネルギーを利用した、明るく開放的な住まいを考えた。外観は、屋根全体に太陽光発電のシステムを採用したため、単純な切妻屋根を基本としたが、道路側のアプローチは、バーゴラ、エントランスデッキと植栽と枕木で、街並みに対しオープンでありながら、若干のプライバシーも確保した。前面 道路は、最近出来たばかりの市道で、街灯が少ないところから、道路側に風力発電と太陽光発電を利用した省エネルギー灯が、夜間、常時点灯している。プランニングに関しては、家の真ん中のリビング・ダイニングを大きな吹抜けとし、全ての居室がこの大空間から出入りできるように配置した。基本的には廊下がなく、小学生の子供が帰ってきても、お客様に挨拶しお母さんに「ただいま!」と言わなければ自分たちのスペースに行けない動線を考えた。各居室にもあまり物を置きたくないため、北側に“蔵”を設け、洗面 所と外部から出入りできるようにした。また、ダイニングの吹抜けは梁がかけてあり、将来子供に個室が必要となったとき床を貼ってプレイルームとして使えるようにした。北欧パインの集成材を使った真壁工法とし、床と腰壁には能登ひばのフローリング、壁はルナファーザーにしっくい塗りとした。また、子供室や家事室はF0のシナベニヤを使用し、内装材はほとんど自然素材を用いた。外気に接する天井はすべて断熱パネルを使用しているため、天井は全く貼らず、構造材をそのまま見せている。この家には小屋裏がない。
■寸評
高気密・高断熱の省エネルギー住宅、自然素材を活用した健康住宅、周囲の景観との調和と環境への配慮、自然エネルギーの活用、家族の対話を促進する間取りの考え方等々、現代の住宅に求められる多様なエレメントを電化住宅にすることによって巧みに調和させ、生活を柔らかく包み込む上質な住空間へとさりげなく結晶させた作品。これからの時代に望まれる、新しいライフスタイルを見事に映し込んだ秀作である。
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