設計コンセプト
東西両隣を2階建てに挟まれた、間口7.5m×奥行き25mの南北に細長い敷地。この敷地では、暑い夏に風が南北に吹き抜けていたので、この風の流れを積極的に活かすプランをまず考えました。
南北に細長い建物を縦に二分割して、巾の広い方はリビングダイニング・寝室などの居住空間となるメインスペース、巾の狭い方はキッチン・トイレ・浴室・収納などの生活を支えるサブスペースとしました。
居住空間となるメインスペースは、南庭〜室内〜北庭へと1・2階共に家全体を風が通り抜ける様な、また寒い季節には、南庭に面する大きな開口から暖かい陽差しが家の奥深くまで差し込む様な、一室型の開放的なトンネル状の空間としました。