設計コンセプト
二人暮らしのこの住宅では、ダイニングキッチンを意識的に、また機能的にも家の「中央」に配置している。そこを中心に室を配することで、めりはりの有る多様な生活シーンに対応させた。
建物とフェンスを一体化して、その外部材料には焼き杉と杉材を中心とした自然素材で構成する事により、適度なプライバシーの確保とほどよい生活感を周囲に表し、周辺環境との調和を心掛けた。
窓と庇の機能を明確にする事で、太陽光と風の自然エネルギーを有効に室内に取り込み、省エネルギーを施した。
構造と間取りを一致させ、居心地のよい室内断面を外部形状に反映させる事で、無駄のないシンプルで機能的な構造とした。