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高木正三郎
設計+製作 建築巧房
作品名 / 「水平な家−III」
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設計/設計+製作 建築巧房
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施工/山下建設株式会社
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竣工日/平成18年9月23日
■建物概要
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建設地/山口県美祢市大嶺町
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敷地面積/383.57m
2
●
建築面積/139.88m
2
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延床面積/ 139.88m
2
●
構造・規模/木造平屋建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/ナショナル CHMP32A
●給湯機器
・電気温水器/東芝 HPL-2TBF465RA 460Lフルオート
●冷暖房機器
・エアコン/三菱 MTZ-25RAS、MSZ-SV36T×2、MSZ-SV22T
■設計コンセプト
■提案
壁でブツ切れになる窓とその風景は今日的な家々の常識である。しかし、水平に横長に続く風景こそ、長らく日本人が愛でてきた建築のカタチであり、常識であった。それらはまた、季節によって変化する陽光を取捨しながら、室内の熱環境をコントロールするための原理でもあった。水平な家とは、単に昔の手法というにはもったいない。私たち現代生活者にとってもなじみ深いモノである。故に、種々様々な趣向を持つ施主に対して、普遍的である。設計者と工務店の息の長い共同作業により、現代の住宅を創るための永続的な試みである。
■概要
祖母、夫婦、子供二人のための住まい。敷地は山口県美祢市の郊外、川と平行に走る道路横の線路跡地にある。小高い丘が回りを囲む自然環境に恵まれた場所である。
敷地面積は100坪、台形状の形をしている。建物の外形は、この土地の北側境界線と真南の方位という2つの線により自動的に決められた。結果、敷地は建物により「アプローチ+駐車場」と「南庭」に分割された。必ずしも広いアプローチや庭ではないが、それ以上に平屋の落ち着いたたたずまいと利便性が優先された。
■寸評
骨太なコンセプトで貫かれた住宅です。水平線の強調や木や土などの素材の使い方で日本の伝統を継承する現代住宅を指向した住宅ですが、それ以上に南側に伸びるパブリックスペースで統合するのびやかな平屋のプランはこの家での暮らしを大きく規定しています。最近の住宅で無節操に主張される家族の間のプライバシー偏重の傾向に一石を投じるものです。
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