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山下 弘行
一級建築士事務所[スタジオアルゴ]
作品名 / 「徳山の家」
●
設計/一級建築士事務所[スタジオアルゴ]
●
施工/株式会社 安成工務店
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平成17年9月19日
■建物概要
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建設地/山口県周南市弥生町
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敷地面積/489.77m
2
●
建築面積/142.38m
2
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延床面積/138.17m
2
●
構造・規模/木造平屋建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/松下電器産業 CHM-TSW32A
●給湯機器
・電気給湯機/松下電工 DH-37G3SB
●冷暖房機器
・エアコン/ダイキン工業 S36ETUXS、S50BLVパターンH
■その他設備面の特記
・インターホン/松下電工 WQN3109W
・太陽熱給湯器/朝日ソーラー
■設計コンセプト
施主夫婦と娘さんの3人が暮らす築75年のこの住宅には、戦前から続く町の歴史的時間が感じられた。
当初は新築と改修の両方を検討されていたが、最終的にはこの家の風情、積み重ねた歴史を尊重することになった。散逸している動線を機能的に整理することで高齢に伴う体への負担を減らすことを検討、寝室の近くにトイレ、洗面、浴室を配置し、万一身体が不自由になった場合でも生活や介護がしやすいよう配慮した。LDKは畳をフローリングに張り替え、アイランドキッチンを設け椅子式の生活にすることで足腰への負担を軽減した。また、垂れ壁の一部は障子の欄間にし壁、天井、建具を白基調とすることで外からの光を部屋の奥まで取り込み家全体が明るくなるようにした。既存の風情を残し住人の記憶を緩やかに連続させるためにシンプルな現代的意匠の中に柱、梁による明快な骨格(既存)を露にした。
LDKを一体化したことでガスによる水蒸気の発生や油煙による汚れが家全体に及ぶことが懸念されたが高齢の施主から火の始末に対する安全性を考慮したIHクッキングヒーターの希望があり、結果、電気に一本化することでランニングコストの低減が図れた。
■寸評
建前から本音の住まいとなりました。トイレ・浴室に寝室を隣接させ、冠婚葬祭の要であった二間続きの和室を家族優先させたLDKは、これからの老後に必要です。
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