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妹尾 悟
せのう建築計画事務所
作品名 / 「東土堂の家」
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設計/せのう建築計画事務所
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施工/井上建設株式会社
●
竣工日/平成17年5月2日
■建物概要
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建設地/広島県尾道市東土堂町
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敷地面積/644.80m
2
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建築面積/151.58m
2
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延床面積/170.78m
2
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構造・規模/木造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/松下電器産業 QGE30EBIE
●給湯機器
・電気温水器/Chuki CS-S550TDU-B2
●冷暖房機器
・ルームエアコン/ダイキン 6帖用
・蓄熱式電気暖房器/クレダ TSR-24MW-12MW
■その他設備面の特記
・シーリングファン ・ホームエレベーター
■設計コンセプト
この住宅の設計コンセプトは、静かな快適と安心だった。
静かで快適な室内で実現する為に、樹脂サッシと二重通気工法を用い、外気温による影響と室内温度の損失を減らした上で、調湿効果のある漆喰壁や間伐材檜の床材を使い、建具を引き戸とし、家中を空気が流れる気調設計とした。このコンセプトは、燃焼過程で多くの水蒸気を発生するガスでは実現できない為、台所の熱源はIHである。
その結果初めての夏は、エアコン1台で、快適な夏が過ごせた。
中間期から冬季は暖房に使う深夜電力による蓄熱式暖房機(クレダ)は、冬季夜間でも室温や壁面、床面、家具の温度を下げず、快適な室温と室内の最低気温との差を小さくし、室温を維持する為のエネルギーを最小限にとどめる。
家の中心にある居間のハイサイドライトは日中居間の奥まで自然光を届け暖かい空間をつくり吹き抜け上部に充分な熱を有し集まる空気は意図的に設けた熱伝導率の高い材料や開口部によって生じた下面気流によって室内を循環し室内熱環境の均一化を実現した。
クリーンな電気の持つ安全性によって得た建築内の気流や湿気の力を借りた室内環境空間は静かで、家族同士が向き合い家族の会話が活きる電化住宅になった。
■寸評
自然環境適応を懸命に考えた住宅ですが、暮らしを楽しむことが忘れられていません。すっきりと簡素なたたずまいですが、年々いろいろな暮らしの記憶が蓄積して個性的な家になりそうです。
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