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古家 智之
TOM建築設計事務所
作品名/己斐西の家
●
設計/TOM建築設計事務所
●
施工/有限会社 沖村工務店
●
竣工日/平成16年12月15日
■建物概要
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建設地/広島県広島市西区己斐西
●
敷地面積/345.62m
2
●
建築面積/139.55m
2
●
延床面積/179.36m
2
(主屋のみ)
●
構造・規模/木造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・クッキングヒーター/ナショナル CHM-TS32A
●給湯機器
・電気温水器/三菱電機 SRT-4668FU-BL
●冷暖房機器
・別途
■設計コンセプト
「私、この座卓がほしいんです」これから2世帯住宅を建てようとする若奥様が、雑誌の切抜きを持参されたのですが、その一言から計画は始まりました。築40年、両親の母屋に娘家族が増改築します。その堀座卓は、キッチンと連続しており、一度に8人が腰掛けられます。両親共楽しく食卓を囲めます。また、作った料理をすぐに食卓に上げられ、料理が大好きな子ども達もお手伝いができ、大喜びです。脚が4つ角にないため、40cm下がっているキッチンへの移動もスムーズで、床面も清掃しやすいでしょう。実は改修前、ここは昔よく見た2間続きの和室でした。そこにあった欄間は、洋室を両親の和室に改修したのですが、そこの床に再び設置しました。決して高価な欄間とはいえませんが、40年の想い出はぎっしりと詰まっています。
もう1つの特長に中庭(デッキ)があります。子ども室はそこを挟んでいますが、リビングからお互いの存在が確認でき、家族の絆を深めます。当然、採光と通風に有効です。今計画は、堀座卓から膨らみましたが、「楽しく生活を送る」を考えるにはとても重要な要項でした。子ども達の歓声が聞こえてきます。
■寸評
洋式の生活では、脚もの家具といわれるソファ−やテ−ブルが大きな場所を占領しますが、堀座卓にすることによって、家具も兼用されて広々と感じます。また堀座卓の床面とキッチン床が同レベルも動作しやすくなっております。
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