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川橋 裕次
まるなか建設株式会社
作品名/ 吉田 邸 増改築工事
●
設計/まるなか建設株式会社 一級建築士事務所
●
施工/有限会社 一幸建設
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竣工日/平成15年12月15日
■建物概要
●
建設地/島根県出雲市朝山町217
●
敷地面積/1,145.00m
2
●
建築面積/381.49m
2
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延床面積/449.65m
2
工事部分面積:212.91m
2
●
構造・規模/木造2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・ IHクッキングヒーター/TOTO KNME063HBB
●給湯機器
・ 電気温水器/松下 DH-46G2Z
●冷暖房機器
・ エアコン/東芝 HAS-C432F1-1
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・ ペアガラスサッシ使用
●その他
・ 高齢者のためのセンサー付照明、換気扇の使用
・ 高齢者のためのスロープ設置、バリアフリーの床 ・ホルムアルデヒド等の有害物質を避けるため、
左官の塗り壁を全体に使用。(居間まわりは珪草土じゅらく)
・ ホルムアルデヒド等の有害物質を吸収するため、障子紙を光触媒紙を使用。
■設計コンセプト
出雲市南部の山あいの民家改修が今回のテ−マでした。
吉田邸(37代の旧家)は、何代かに渡って増改築が繰り返され、昔の民家の原形が解らない状態でした。施主と小屋裏に潜り、大きな黒い民家梁が何本も縦横に走っている様子には、言い知れぬ感動を覚えました。施主にこの民家の木組みを活かして改修してはどうかと提案した所、同じ思いを持たれ、喜んで頂きました。昔の民家造りは、本来再利用が可能にもかかわらず、その多くが廃棄処分されているのが現状です。
吉田邸では、地球環境的な視点、あるいは文化の保持の意味も込めて民家改修の計画で進めました。
この素晴らしい民家の小屋組を、居間・食堂・台所の天井に現しで再現することにしました。また、いたる所にあった段差を無くし、手摺等を設置して高齢者に優しい住いへと改修しました。
綺麗に現しとなった民家梁達が、今後も吉田家を優しく見守り、歴史を伝えていってくれると信じています。
■寸評
古い構造体を象徴的に残す割り切りが、伝統的なものを残してゆく手法として現実的です。
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