審査委員講評と最優秀賞受賞者による
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続いて審査委員3名が、入賞作7作品についての講評を行いました。新築住宅部門 最優秀賞に輝いた「屋内庭のある家」(キノシタヒロシ氏)については『雨の降る日が多く積雪もある山陰地方ならではの気候風土を加味し、屋内にいながら外部を感じることができる住まい。大きな気積の中に巧みに配された小さな居室がまるで重ね着をしているかのような素晴らしい住宅』また、リフォーム住宅部門 最優秀賞「広葉の家」(高吉輝樹氏)については、『スペースの取りかたが絶妙で、若い設計者だがベテランのような卓越した手腕を感じさせる作品』と講評されました。 |
表彰式を終えた後は会場を移動し、交流会を開催しました。審査委員である株式会社UID 主宰 前田圭介氏の乾杯あいさつの後、食事を交えながら、各テーブルでは今回の入賞作や建築・設計に関して、お互いに情報交換する様子が見られました。さらにその後行われた入賞者インタビューでは、工夫を凝らした点や苦労話などがユーモアを交えて披露され、終始和やかな雰囲気に包まれていました。 |
株式会社UID 主宰 前田圭介氏「これからの時代、建築のサステナビリティやコミュニティアーキテクトの役割はとても重要であり、そのことを関係者に促していくのは建築家の役割の一つ。中国5県の素晴らしい住宅を50年先・100年先に紡いでいけることが大事であり、このコンテストも地域に根差した建築家・クライアントを醸成できる一つの存在になれば嬉しい。」 |
住宅誌「モダンリビング」編集長 高坂敦信氏「理想の住まいとは、『住み手に見合う』ということが大事。供給する建築家は、施主・周辺環境などと向き合いながら、しっかり責任を持って理想の住まいを提案する。そうすれば住み手は、関心を持ち自分を理想に合わせていくのだと思う。」 |
原浩二建築設計事務所 所長 原浩二氏「どの作品も、設計者の気持ち・魂が込もっている作品ばかり。難しい条件もあったと思うが、それらを丁寧に乗り越えていったことが感じられた。一般的に家を建てることは、人生で何度もあるわけではなく、人生をかけてやること。それをお手伝いすることは、とても尊い職業だと皆さんの仕事ぶりを見て改めて感激した。」 |
学生部門の表彰式は、3月12日(火)、審査委員3名と、全国の入賞者5名をリモートで繋いで開催しました。入賞者の作品プレゼンテーションおよび審査委員による講評を行った後、交流会を実施しました。 |
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