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木下 聡
株式会社 木下工務店
作品名/ S 邸
●
設計/木下建築設計事務所
●
施工/株式会社 木下工務店
●
竣工日/平成11年11月15日
■建物概要
●
建設地/島根県安来市黒井田町字油坪1881−27
●
敷地面積/212.49m
2
●
建築面積/89.11m
2
●
延床面積/170.02m
2
●
構造・規模/木造二階建(在来軸組工法)
■設備面の特記
●厨房機器
・三菱/IHクッキングヒーター(コンビネーションタイプ)CS−B32B
●給湯機器
・三菱/電気温水器(エコオート)SRT−4665CF−BL
●冷暖房機器
・ナショナル/システムエアコンCS−BMG−22K2W CS−BMG−16K2W
・オルスバーグ/電気蓄熱暖房器14−4−6
●その他
・ガデリウス/換気設備エクソネット
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・気密性能測定結果 隙間相当面積 0.7F/m
2
熱損失係数 1.186kcal/m
2
h℃
●その他
セントラル換気システム採用
オール電化住宅と高性能住宅を合わせたためよりよい相乗効果を得ることができる
■設計コンセプト
S様は、ご職業柄専門的な化学・物理学の知識をお持ちの方です。ご家族を思われるお気持ちをすべて、この住宅づくりに込めました。ご家族の皆様が、より和やかに、心豊かに、より快適に、より安全に、よりクリーンに、そしてより経済的に日々の生活が送られることをモットーにこの電化住宅を建築しました。【施主様設計コンセプト】1.高気密性を活かすこと:FP工法の高気密住宅には24時間計画換気が欠かせないが、熱交換タイプと自然吸気/強制排気のうち、より室内湿度の低下が少なく、コストも低いと考えられる自然吸気/強制排気タイプを選択した。 2.高断熱性を活かすこと:FP工法による高断熱のため、低消費電力エアコンの設置が可能になった。さらに冬季は、深夜電力利用レンガ蓄熱式暖房の設置により、さらに光熱費の低減を図った。家全体をひとつの部屋と考え、1階で利用した熱が、2階の子供部屋と母の部屋の床暖房を兼ね、さらに余った熱が階段と吹き抜けから、2階主寝室へと抜ける流れを作った。 3.結露防止のために:住宅・家具の傷みにつながる結露については、FP工法の設計により、障子・カーテンには、かならず風の通 り道をつけ、強制排気孔は、原則押入れ・納戸天井に取り付け、空気のよどみを一切排除し、結露の原因となる家の内部の温・湿度変化を極力低減することを試みた。さらに、オール電化とすることで、結露の主原因となる台所、暖房機からの水分の発生源を取り除いた。
■寸評
この家に住まう家族全員の「想い」と「こだわり」がしっかりと熟成され洗練された平面 計画と、細やかに気配りが行き届いた設備計画によって、上質な生活空間に仕上げられている。外観等平凡に見えるが「生活の器」として完成度の高い秀作である。
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