第16回 2012年 リフォーム部門 優秀賞
第16回 入賞作品 作品一覧
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【作品名】 曙町の家
■ 設計/株式会社 竹野内建設
■ 施工/株式会社 竹野内建設
■ 竣工日/2011年12月30日
[建物概要]
■ 建設地/広島県安芸郡
■ 敷地面積/−
■ 建築面積/78.80m2
■ 延床面積/78.82m2
  (リフォーム該当部分)
■ 構造・規模/木造
[設備面の特記]
■ 厨房機器
・IHクッキングヒーター
■ 給湯機器
・エコキュート
設計コンセプト
3世代、4人家族で暮らす築28年の住宅をリフォームした。御主人の定年退職を控え今回のリフォームの相談があった。リフォームに当たり、足のご不自由なお母さまはもとより家族全員のため、1階の洗面・浴室・トイレ・キッチン・ダイニング・リビング・和室・玄関ホールにゆとりを持たせ、バリアフリー化した。御主人の要望である広い浴室や、お仕事で帰りの遅い日もある奥さまが洗濯物を安心して干せるウッドデッキは多少の増築を伴ったが満足感のある仕上がりになった。構造上抜けない柱を活用した収納や貴重な図書類をしまう戸棚などの収納の充実やエコキュート・IHクッキングヒーター・洗浄機能付き節水型便器の採用は、多忙な家族の生活を快適にした。照明は、エネルギー消費を抑えるために、浴室・トイレを含めすべてLED照明を採用した。家族が集う場であるLDKは南に面する部分に広い開口部を設けて、陽光・風などの自然エネルギーを有効に取り入れるようにした。和室とLDKの間の襖を明け放つと、全体が広々と繋がり、夏場、和室のはき出し窓を開ければ東西を風が通り抜ける自然エネルギーを有効利用できる構造となる。複層ガラスの利用は断熱効果を高め、LDKに採用した床暖房はタイマーの設定で冬場の朝も驚くほど暖かく迎えられるようになり、高効率エアコンとの併用で省エネルギーと快適性を高め、省エネ対策にも配慮している。
長い時間を家で過ごすようになる退職後の生活を考え、快適で居心地の良い空間でありながら、エネルギー消費を抑える工夫を取り入れた住宅をプランした。御家族が、この家でこれからの生活を楽しまれることを望んでいる。
平面図
平面図
審査委員講評
広々とした清々しい理想的な生活空間が生成されています。南や東からの自然採光、日照や通風など自然的な要因を取り入れた素直な改築プランとしたことが成功に結びついたのだと思います。
そして改築時に多々問題となる構造柱の扱い、ここでは収納を組み込み、上部の梁をも一体的なデザインとしたフレーム的構成、ディテールの単純化を含めて見事な設計です。
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