Q1

電気料金って、
どんな構成に
なっているの?

A

ご家庭のお客さま向けの電気料金は、「最低料金または基本料金」と「電力量料金」と「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」の3項目で構成されています。電力量料金には、発電に使う原油・LNG・石炭の燃料価格の変動を電気料金に反映する「燃料費等調整額」が含まれています。

最低料金・基本料金

「最低料金」は、従量電灯Aやスマートコースなどに設定している料金で、1契約につき最初の15kWhまでのご使用分にかかる固定の料金です。また、「基本料金」は電化Styleコースなどに設定している料金で、お客さまのご契約電力などに基づいて計算します。

電力量料金(燃料費等調整額を含む)

電気のご使用量に応じて、電力量料金が発生します。この項目には、燃料費等調整単価により算定する「燃料費等調整額」が含まれます。それにより、平均燃料価格が基準燃料価格を上回る場合は料金をプラス調整、下回る場合はマイナス調整します。

電力量料金

日本のエネルギー供給の構成

日本のエネルギーは、石炭や石油、LNGなどの化石燃料に大きく依存しています。これらを海外からの輸入に頼っているため、世界情勢や為替の影響を受けやすくなっています。当社も、化石燃料による火力発電が約6割を占めています。

日本のエネルギー供給の構成

  • 資源エネルギー庁「日本のエネルギー 2023年度版 『エネルギーの今を知る10の質問』」に基づき作成

燃料価格の推移

財務省が公表している燃料価格の推移によると、世界情勢や為替の影響で原油・石炭・LNG、どの燃料価格も上がったり下がったりしています。この燃料価格の変動が、毎月の電気料金に反映されます。

円建て燃料価格(原油換算)の推移

  • 財務省が公表する貿易統計に基づき作成
    2016年4月を100とした場合の数値

3段階の料金単価など

従量電灯Aやスマートコースなどの料金メニューでは、電力量の料金単価を3段階に設定しています。電気を使う量が多くなるほど、料金単価が高くなる仕組みです。また、そのほかに、時間帯毎に料金単価が異なるナイトホリデーコースや電化Styleコースなどの料金メニューもあります。

3段階の電気量料金単価
(従量電灯A・スマートコースなど)

再生可能エネルギー発電促進賦課金

太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーを促進するために、2012年から導入された国の制度です。再生可能エネルギーで発電された電気は、国が定めた金額で電力会社が買い取り、その費用の一部を、電気のご使用量に応じてお客さまにお支払いいただきます。

再生可能エネルギー発電促進賦課金