第21回 2017年 リフォーム住宅部門 優秀賞
第21回 入賞作品 作品一覧
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【作品名】 桧合板の家
  • 設計/原浩二建築設計事務所
  • 施工/八光建設 株式会社
  • 竣工日/2017年2月15日
[建物概要]
  • 建設地/島根県松江市
  • 敷地面積/不明
  • 延床面積/87.36m2
  • 構造・規模/木造3階建(1階RC造)
[設備面の特記]
  • 厨房機器
    ・IHクッキングヒーター
  • 給湯機器
    ・ガス給湯器
  • 冷暖房機器
    ・エアコン
    ・薪ストーブ

設計コンセプト

母屋の隣にあった、1階がRCの駐車場、2・3階が木造の離れのリフォームである。もともと社会活動等に積極的であった施主(女性)が「自分のオフィススペース」+「家族のサブスペース」+「活動のためのフリースペース」として使うことを考えた改装。
2階をオフィス、3階を居間兼フリースペースとしたが、構造的には、2階に厚さ90mのCLT(クロスラミネイトティンバー)を3枚配し、既存壁も桧合板t12oを張りめぐらすことで強固な耐震性能を確保した。この構造体が同時に空間の大部分をしめる仕上材となっていて、通常の針葉樹合板よりもわずかに優しい雰囲気をつくりだしている。また部分的に施主の女性らしい好みのクロスや床材、あるいはトイレに使った古いドア等が単調になりがちな構造的空間に適度な「色」を加えている。
断熱的には壁=GWt100/24kg、天井=GWt100/10kg×2重敷、そして3階に薪ストーブを設置した。完成後1年近くが経とうとしているが女性を中心としたセミナー、料理教室等、積極的に利用されているようである。

平面図

審査委員講評

木質系の仕上げ材料を多く用いているためか、暖かさが感じられる愉しむための空間となっています。新旧の構造材や建具等を混在させ、建物の歴史を感じさせるところがとてもユニークです。細部よりもむしろ大胆な構成に重きを置いた手法が、全体的におおらかさを感じるリノベーションとなっています。設計者の十分な経験と力量を感じる作品です。

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