第20回 2016年 新築住宅部門 優秀賞
第20回 入賞作品 作品一覧
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【作品名】 中庭のある家
  • 設計/原浩二建築設計事務所
  • 施工/ヒロシ 株式会社
  • 竣工日/2016年3月9日
[建物概要]
  • 建設地/島根県出雲市
  • 敷地面積/95.65m2
  • 延床面積/129.51m2
  • 構造・規模/木造2階建
[設備面の特記]
  • 厨房機器
    ・IHクッキングヒーター
  • 給湯機器
    ・エコキュート
  • 冷暖房機器
    ・エアコン
    ・薪ストーブ

設計コンセプト

敷地は出雲大社近くの新しい住宅地の一画で、道路を挟んだ東側には3階建ての団地もあり少々落ち着かない環境でした。
外観は軒高を低く抑えた家型で、極力ボリューム感を抑え、グレーに着色した板塀は、施主様の「プライバシーを守りたい」という要望に答えて、中庭とLDKの大開口を周囲の視線から守っています。中庭の中央には外部物置と大きな軒下を確保して使い勝手を良くしています。
内部空間は玄関から居間へと続く土間空間を配置して、「木塀〜中庭〜土間〜居間」と奥行きのある空間をつくりだし、その土間に薪ストーブを設置して、吹抜けのあるこの家の冬場の室内環境を快適なものにしています。また、あえて1階中央に300oほど床を下げたクローク室のボリューム(上部は中2階のフリースペース)を置くことで、DKと居間を緩やかに区切りながらも2階を含めた家全体の一体感を確保し、回遊性を生み出しています。
施主様の仕事の関係で、この地域で造られたいくつかの「味のある」タイルを支給されたり、知り合いの左官職人さんにどこかしらの壁を塗ってもらいたいとの希望もありました。モダンな家づくりをイメージされているのとは逆に、提示されたそれらのものは、時間や人の手を感じさせるものであったので、全体のバランスをとることに苦心しましたが、完成した時から既に″少しだけ″時間の流れや手作りの跡を感じてもらえる家になった気がしています。

平面図

審査委員講評

こんな宇宙船があったら、長期間の宇宙旅行もきっと楽しいでしょう。宇宙に漂う隕石や様々な障害物から身を守りつつ、内部には自然をも取り込んだ豊かな空間が広がっています。中庭、土間スペースで運動不足を解消、味のあるタイルが生活に潤いを与えてくれます。宇宙船の中心に配した大きな収納も長期の宇宙空間滞在にはかかせないものとなっています。

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