第19回 2015年 リフォーム部門 佳作
第19回 入賞作品 作品一覧
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【作品名】 THE ONE
  • 設計/TOSHIYUKI YAMANE DESIGN
  • 施工/インテリア セピオ
  • 竣工日/2014年8月10日
[建物概要]
  • 建設地/広島県広島市
  • 敷地面積/1086.19m2
  • 延床面積/83.81m2
  • 構造・規模/鉄筋コンクリート造
    7階建
[設備面の特記]
  • 厨房機器
    ・IHクッキングヒーター
  • 給湯機器
    ・電気温水器
  • 冷暖房機器
    ・エアコン

設計コンセプト
これは築40年のRC造マンションの5LDKから住居兼事務所の大空間のワンルームへの全面スケルトンリノベーションである。
大空間のワンルームの中心に水廻りの島を配置した。
一直線に続く家事動線を作り、日常の生活動線はもう一方で各個室へアプローチできるようにしている。
この回遊できる島を中心に配置する事により、家事動線と生活動線の2つの動線が生まれ、住居と事務所という機能の両立を図っている。
省CO2を考慮し、新たに施工した床下には断熱材を入れ、建築資材の使用を控えるために既存の躯体に遮熱、断熱塗料の塗装仕上げとして大空間のワンルームでありながら夏季、冬季でもエアコン1台で快適な住環境を実現した。
上部にLEDの間接照明が組み込まれた高さ1800oとした各個室の間仕切壁はマンションでは暗くなりがちである各個室の採光を確保しながら南東の開口部から北西の開口部へ抜ける通風を確保している。
床暖房と既存RC躯体を活かした最もシンプルなパッシブデザインを用いて四季を通じてどの部屋にいても常に一定な安定した住環境としている。
適度なプライバシーを確保しながら、どの場所にいても家族や風景の気配を感じられ、全てがゆるやかに、そしてひとつにつながるような曖昧さの中から生まれる新しい空間の魅力を目指した。
私は抽象化した1つの最小限の行為で、建築や空間の魅力を最大限に生み出す事ができると考えている。
平面図
平面図
審査委員講評
築40年の集合住宅のリフォームです。改修前、改修後の間取り図を見比べていたら「この40年で日本人の住まいに対する見方、考え方が大きく変わったんだな」と改めて感じました。そして、その変化は暮らしを快適にするための給湯、空調、照明から建築資材に至るまで、さまざまな住宅装置の進歩に支えられています。施主の「今のニーズ」に「今の性能」に裏打ちされたデザインで答えた見事な作品です。
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