第18回 2014年 島根県 審査委員特別賞
第18回 入賞作品 作品一覧
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  • 設計/安藤建築設計室
  • 施工/有限会社 砂原建築企画
  • 竣工日/2014年11月29日
[建物概要]
  • 建設地/島根県安来市
  • 敷地面積/364.75m2
  • 延床面積/97.46m2
  • 構造・規模/木造2階建
[設備面の特記]
  • 厨房機器
    ・IHクッキングヒーター
  • 給湯機器
    ・エコキュート
  • 冷暖房機器
    ・エアコン
    ・薪ストーブ
  • その他
    ・パッシブソーラーシステム
設計コンセプト
この住宅は自分達の自邸として設計しました。太平洋側出身の妻は、山陰に来てから、その陰鬱な冬に苦しんでいました。「冬を苦痛だと思わず、楽しみたい!」というのが、この住宅計画の一番大切にしていたテーマです。
省エネを実現するために、通風・採光など自然の恵みを活かせる平面・断面構成とすることを、まず大前提としました。そこにパッシブソーラーシステムや薪ストーブの利点を付加し、機能性と快適性をバランス良くまとめることを心がけました。室内は上下階で空気が対流する空間構成とし、自然通風も積極的に採り入れています。屋根面で集熱・冷却した外気を室内に導入し、冷暖房負荷を軽減する計画としています。エアコンの冷気や薪ストーブの暖気を床下に循環させ、足元からの冷暖房も可能です。
外観は焼杉の鎧張りを基本としています。周辺は昔からの集落であるため、新しいけれどもどこか懐かしく、田園風景になじむ外観となるよう心がけました。建物は45度傾いた配置としていますが、これは主屋を真南に向けてパッシブソーラーシステムの効率を上げるとともに、大山への眺望を活かしつつ、隣接建物との適度な距離を保つためです。また、前面道路の向かいには保育園があり、園や地域のイベント会場にもなります。そのため建物や塀を前面道路からセットバックさせて、ゆとりあるオープンスペースを提供できる計画としました。
この住宅での生活が始まって約3ヶ月が経ちましたが、毎日の天気を気に留め、薪を割ったり火を熾(おこ)したりしながらの生活は、新たな日々の愉しみとなりつつあります。
平面図
平面図
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