第15回 2011年 新築部門 佳作
第15回 入賞作品 作品一覧
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【作品名】 遠石(といし)の家
■ 設計/北村彰朗建築設計
■ 施工/時盛建設株式会社
■ 竣工日/2011年1月25日
[建物概要]
■ 建設地/山口県周南市
■ 敷地面積/288.86m2
■ 建築面積/129.54m2
■ 延床面積/208.75m2
■ 構造・規模/
  木造(在来工法)二階建て
[設備面の特記]
■ 厨房機器
・IHクッキングヒーター
■ 給湯機器
・エコキュート
■ 冷暖房機器
・ヒートポンプ式ルームエアコン
・土壌蓄熱式輻射床暖房(5時間型)
■ その他設備
・住宅用太陽光発電システム(4.56kw)
設計コンセプト
この敷地は、台形が鋭角に変形しかつ東西で70cm程の高低差があり以前は西側の道路のみからアプローチし、ここに住宅を転用した刺繍工房が二棟建っていた。クライアントの要望は、ご主人の仕事である刺繍工房とサロンの併用住宅を変形敷地を有効利用して造ることであった。計画にあたりこの変形敷地をいかに使いこなすかが大きな課題で、まず、広さを要する工房と住宅を日当りの良い北側に東西に長く配し、鋭角に延びた南西隅に平屋のサロンを離れのように配置し二棟の間にそれぞれの駐車場スペースを設けることとした。工房とサロンのアプローチを西側道路からとし、敷地の高低差を建物で吸収することで南側道路より住宅の玄関と自家用車庫のアプローチとしている。この敷地の高低差を吸収する為に出来た2階の床レベルの段差600mmをリビングダイニングの変化に富んだ空間構成に役立てている。又、1階土間下全面に土壌蓄熱輻射床暖房(サーマスラブ)を採用し、建物全体を24時間暖房する事で快適な温熱環境を提供している。この床暖房は、5時間通電の夜間電力で稼動させて夜間の余剰電力を熱エネルギーに変換蓄熱し消費する。又、外壁及び屋根共、通気工法と遮熱シートの併用、棟を偏芯させて太陽光発電システムを設け省エネ、省CO2に貢献している。
平面図
平面図
審査委員講評
角地に建築を設計することは易しいようですが可能性が拡がる分、それだけ難しい課題と言えます。作品は2つの仕事場、3台の車、4人の家族のスペースを、鋭角な角地に巧に配しています。特に駐車スペースを通りのようにとることで、仕事場と生活空間の連続性と距離感、街に対する開放性とプライバシーの確保等、相反する要求を実現することができています。
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