第13回 2009年 リフォーム部門
優秀賞
第13回 入賞作品 作品一覧
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谷岡 龍哉
谷岡建築設計事務所
【作品名】余野 おばあちゃんの家
■ 設計/谷岡建築設計事務所
■ 施工/母里建設株式会社
■ 竣工日/平成21年12月16日
[建物概要]
■ 建設地/岡山県真庭市
■ 敷地面積/121.28m2
■ 建築面積/78.31m2
■ 延床面積/73.19m2
■ 構造・規模/木造平家建
[設備面の特記]
■ 厨房機器
・IHクッキングヒーター/三菱 CS-KMG38EB
■ 給湯機器
・電気温水器/タカラスタンダード EM-3713K
■ 冷暖房機器
・オイルヒーター
・ルームエアコン
設計コンセプト
大津神社の脇で暮す87歳のおばあちゃん。「大阪に呼びたいけれど、慣れ親しんだ大津様の元を離れようとしない」「柱や梁が相当痛んでおり、表面的なリフォームだけでは不安。使わない2階は撤去したい・・・」大阪で暮す、娘さんご夫婦からの依頼 から今回の工事はスタートした。
まず、1階の柱と梁を残してすべてを解体。断熱材のグラスウールは次世代基準仕様とする一方、ペアガラスは結露しやすい部屋の窓に限定。安全面からキッチンにはIHクッキングヒーターを取り入れるなど、コストバランスと安全・生活のしやすさを考えた設計を心がけた。あかるく、ほがらかで、煎茶を入れてお客をもてなすのが大好きなおばあちゃん。玄関からすぐ道路だった前の家では、道路を占拠して豆を乾かし、大好きな花も道路にはみ出していた。そんなおばあちゃんのために、ポーチと小さな縁側を用意した。居間からも玄関からも腰掛けられる日当りのいい縁側で、寒い季節でもお客をもてなす事が出来る。そばにキッチンを置き、お茶の用意もすぐにできるように配慮。まさに、”おばあちゃんのための家”が完成した。
平面図
寸評
コンセプトの見事さに敬意を表します。お年寄りの独り住まいとなった2階建て民家の減築リフォーム。完成写真からは、原形が想像だにできません。神社の参道と鳥居、その脇に佇む居、見事にバランスのとれた町並みが表出していることに驚かされます。内部の、柱や建具あるいは設備などの新旧が混在するヒューマンスケールの空間からは、旧知の客をもてなす場と しての優しさを感じます。
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