第12回 2008年 リフォーム部門
最優秀賞
第12回 入賞作品 作品一覧
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重村 龍一
有限会社重村建設一級建築士事務所
【作品名】I-HOUSE 居住空間の再生
●設計/有限会社重村建設 一級建築士事務所
●施工/有限会社重村建設
●竣工日/平成19年11月17日
[建物概要]
●建設地/山口県岩国市
●敷地面積/88.26m2
●建築面積/79.67m2
●延床面積/228.59m2
●構造・規模/鉄骨造3階建
[設備面の特記]
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/東芝 BHP-M46YS
●給湯機器
・電気温水器/日立 BE-F37CWU
●冷暖房機器
・ルームエアコン/LDK:壁掛けルームエアコン
 寝室:天井埋込一方向ハウジングエアコン
平面図
設計コンセプト
オフィスビルの3階フロアーを居住空間へコンバージョンした。
このオフィスビルは市街地にあり利便性も良く、当ビルのオーナーである施主は1階で店舗を経営している。この時期、ご夫婦には子供が産まれたばかりで、特に奥様は子育てと仕事とに両立することとなったが、住居と仕事場が同じビル内になったため、奥様への負担は格段に軽減された。
南側は既設の窓を利用し、外壁面と居住空間との間にインナーバルコニーを設けて、日の当たるその空間を洗濯物干し場として利用することを提案した。
LDK・寝室の床材は、ソフトで肌触りのよい唐松の無垢フローリングを使用している。壁・天井は、珪藻土クロスを使用し、夏には湿気を吸い取り、冬には水分を放出して乾燥をやわらげる効果を考慮している。建物東側と西側にはビルが隣接するため窓が設けられておらず、採光は南側と北側の二面からしか確保できない。そこで、LDKとインナーバルコニーとの間仕切、LDKと寝室の間仕切にはアルミ製スクリーンパーティションを設置することで、二面の窓がLDKと寝室の双方に採光をもたらし、日中でも部屋が暗くならないよう考慮してある。
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