今回お施主様の一番の目的は、高齢のお母さんと一緒に暮らしたい。
ご夫婦と年に数回、大学生の息子さんが帰省されるご家族。
お母さんは足が悪く、杖歩行でやっとという状態。
「お母さんがどの部屋にも行き来出来る家、4人で集まれるスペース」を考慮しました。
出来るだけ床はやわらかい素材という事で、パイン材を使用。壁はアクセントに、オレンジの珪藻土を使用し、全体の仕上りがとてもやわらかく、温かみある空間になりました。
間仕切りはほとんどなく、部分的にカーテンを使用し、そのため、夏は風通しが良く、冬は一部カーテンをする事で、蓄熱暖房器だけの快適な室内環境の確保を目指しました。
キッチンには、吹きガラスセードのペンダントを使用し、やわらかい空間の中につい目を奪われてしまいそうなアクセントを。
帰宅した時に、カーテンからもれる灯りが、癒されるとお施主様に言われました。
全ては、お施主様の想いがこのような形になり、その想いに携わらせて戴けた事に感謝しております。
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