JavaScriptを有効にしてください
当サイトではJavaScriptを使用しています。一部機能が使えなかったり表示が乱れる恐れがあります。
第27回 2023年
第26回 2022年
第25回 2021年
第24回 2020年
第23回 2019年
第22回 2018年
第21回 2017年
第20回 2016年
第19回 2015年
第18回 2014年
第17回 2013年
第16回 2012年
第15回 2011年
第14回 2010年
第13回 2009年
第12回 2008年
第11回 2007年
第10回 2006年
第9回 2005年
第8回 2004年
第7回 2003年
第6回 2002年
第5回 2001年
第4回 2000年
第3回 1999年
第2回 1998年
第1回 1997年
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
その他
第1回〜第10回
第11回
第12〜23回
第24回
第25〜26回
第27回
第27回 2023年
第26回 2022年
第25回 2021年
第24回 2020年
第23回 2019年
第22回 2018年
第21回 2017年
第20回 2016年
重村 正明
有限会社重村建設
作品名 /窓は自然を写す額縁
●
設計/有限会社重村建設一級建築士事務所
●
施工/有限会社重村建設
●
平成19年6月6日
■建物概要
●
建設地/山口県岩国市
●
敷地面積/756.32m
2
●
建築面積/241.46m
2
●
延床面積/257.34m
2
●
構造・規模/木造在来軸組工法平屋 一部2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/松下電器産業 CHM-TS30A
●給湯機器
・電気温水器/松下電器産業 DH-37G2ZU
●冷暖房機器
・エアコン4方向天井カセット形/三菱電機 MPLZ-WRP50S
■その他設備面の特記
・シャワー・ド・バス:INAX(NYS-2B-AT-WR)
■設計コンセプト
高齢のご夫婦が住まわれるこの住宅は、広めの敷地に庭園や蔵のある大きな旧家である。一日の多くを過ごすDKと茶の間との間には段差があり、歳を重ねると共に体力が衰え、上り下りが大変になってきたとのことで、キッチンの入れ替えと同時に段差解消のリフォームを計画した。
リフォーム前は東側の窓に型板ガラスが入っており庭の景色を楽しむことができなかったため、透明ガラス窓に変え、内側には網戸枠にアクリル和紙をセットした開閉可能なスクリーンを設置。その結果、梅の木をメインとする玄関先の庭園や朝日など心潤う景観を、日々取り入れる生活へと変化し、ご夫婦も大変喜ばれた。
設備面においては、ご主人に障害があり浴槽に浸かることが困難となったため、シャワーのみで全身を温められるシャワー・ド・バスを設置。一定した温度と湯量の調整が必要となったため電気温水器を採用した。
床には、ソフトで肌触りのよい唐松フローリングを採用し、断熱材を埋設。透過透湿工法とするため、壁・天井には湿気や臭い等吸収する珪藻土クロスを採用。
今回リフォームしたDK・茶の間の空間内で、外部に面する窓は1ヶ所しかないが、内装材に明るいイメージの素材を使用し、建具をスクリーン化させることで、部屋全体の明るさを確保できた。
■寸評
高齢者対応の福祉的要素が多く求められるリフォームですが、最低限の機能を満たしつつも、それがこれ見よがしに前面に出ない優しい空間です。天井の異なる素材により表れるラインが、窓の外へ視線を導き、柔らかいゾーン分けをしています。心身共に癒されるリフォームになりました。
Copyrights(C)「エネルギア住宅作品コンテスト事務局」 All Rights Reserved.