第10回2006新築住宅部門
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迫谷 敏博 空間創造。T+K
作品名/ 「回・遊・眺の家」
設計/空間創造。T+K  施工/株式会社太昭組  竣工日/平成17年8月1日
■建物概要
建設地/広島県広島市西区三滝本町 敷地面積/282.54m2 建築面積/111.15m2
延床面積/194.27m2 構造・規模/在来鉄骨ラーメン造・地上2階地下1階建

作品写真

作品図面

■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/ナショナル KZ-ES32A 
・ビルトインミスト食洗機/ナショナル
・ビルトインオーブンレンジ/松下電器産業 NE-DB701
●給湯機器
・エコキュート370Lフルオートタイプ/ナショナル HE-37K2QSS
●冷暖房機器
・ヒートポンプエアコン/ダイキン
■設計コンセプト
敷地はごく一般的な南雛壇の住宅団地のアイストップとなる場所にある。駐車場を兼ねた半屋内的な吹抜アプローチは既存擁壁(3m)を除去して作られており、鉄骨柱の基礎を兼ねたコンクリート壁を地盤に差し込むことで生じたこの空間は、道路に対して一様に閉鎖的だったそれまでの住宅街の景観に一石を投じている。空間構成としては、眺望のよい2階をメインの居住空間としている。内部と屋外的なバルコニーに回遊性をもたせることで、生活動線にヴァリエーションをあたえ、快適性を向上させている。一方では個人のプライバシーを尊重しながらも気配を感じとれる安心して暮らせるゾーニングがテーマであった。外部からの閉じすぎない見通しのよさからも、一見無防備な印象でありながら、実はセキュリティ面での効果は向上させている。また、2階リビングやキッチンに居ながらにして家の中や屋外の大きな動きや、子供達の気配を感じとれるように、建物形状や開口部のとり方などにも工夫を施している。
電化をはじめ、高性能.多機能な設備が、シンプルな建築計画力と相まってこそ、本来の安心と快適性を得られるのではないだろうか。
■寸評
よくある住宅団地の敷地です。駐車場を兼ねたアプローチ、各階への機能配分、2階ゲストルームへの配置など、よく工夫がこなされています。この敷地のようないわば典型的な敷地への対応方法の一つの新しい典型を示しています。エレベーターの配置など将来への変化にもよく対応できそうです。日常性の中での優れた「普通の住宅」を求めているこのコンテストに相応しい秀作です。
 
 
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