第9回2005新築住宅部門
佳作
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稲垣年彦・大賀環子
t/rim design
作品名 / 「美和の家」
設計/t/rim design 施工/倉敷木材株式会社 竣工日/平成17年12月25日
■建物概要
建設地/岡山県倉敷市美和 敷地面積/139.99m2 建築面積/64m2
延床面積/ 97m2 構造・規模/木造2階建(在来軸組工法)

作品写真

作品図面

■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/Ene LA HTW-4GEE
●給湯機器
・電気温水器/Chuki CS-501MECU2高圧力型電気温水器
●冷暖房機器
・オイルヒーター/デロンギ
・ルームエアコン/施主支給品
■その他設備面の特記
・オール電化住宅 
・断熱材 壁:GW100t 屋根、床:押出法ポリエスチレンフォーム t=35
・キッチン、洗面に給湯
■設計コンセプト
敷地東南側の悪条件から考えて、2階にLDKといえる「ファミリースペース」と「テラス」、その間に「吹抜けのある通り土間」を設ける事を提案いたしました。
「吹抜け」は、2階だけでなく1階にまで自然光を取り込み、家全体が自然光に溢れた「すまい」とする事ができ、冬は部屋の奥まで暖かい日が差し、夏には玄関と勝手口に設けた格子網戸(施錠可)より「通り土間」から「吹抜け」へと風が通りぬけ、一年中空調に頼らずとも快適です。また、「テラス」は、プライバシーを守りつつ、一日中日の当たる2階にある庭となります。
天井・床及び屋根は下地工事を無くし、無垢材を敷き並べることにより材料費と手間を省きました。柱梁だけではなく床板・天井板・手摺子・棚板まで地場の杉材、内外壁は漆喰に統一する事でコストダウンにもつながり、木造建築だけがもつ柱梁架構の美しさ・素材感・力強さをあらわす事が出来ました。
全体のデザインは、格子戸や障子、漆喰や真壁という昔からある伝統的要素を用いながらも、少しずつ変化・工夫を試みて、リズム感のある現代にふさわしい「すまい」となる事、この場所・この御家族だけの「すまい」となる事を心掛けデザインしました。
■寸評
個室スタイルを持たない住居は、日本の伝統を生かしてもっと研究されるべきかもしれません。おおげさにいえば、これからの日本の住まいのあり方を考えさせてくれる住宅です。
 
 
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