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林原 収次 アーキソフト一級建築士事務所
作品名/Y邸改造工事
設計/アーキソフト一級建築士事務所 施工/有限会社 高下不動建設 
竣工日/平成16年3月31日
■建物概要
建設地/西伯郡南部町 敷地面積/1,150.00m2 建築面積/325.00m2
延床面積/375.00m2(主屋のみ) 構造・規模/木造2階建

■設備面の特記
●厨房機器
・システムキッチン/トーヨーキッチン ベイB-304ドットアルミ
・IHクッキングヒーター/ナショナル CHN-T2LS
●給湯機器
・電気温水器(フルオート)/三菱 SRT-4666u
●冷暖房機器
・冷房エアコン/三菱 MSZ-GXV28P他
・暖房エアコン/三菱 MSZ-GXV28P他
・床暖房/イナックス桜日和(温水式)
■その他設備面の特記
・暖炉/モルソー 1440CB
■設計コンセプト
里山に囲まれた小さな農村の中程にある築130年の旧家の改造。
永年、母屋に住まわれていた老夫婦が亡くなられ、離れの息子夫婦がこれからそちらに住まわれるとの事。これを機会に今までの不便で暗い生活を改善し、老いていく自分達が少しでも快適にくらせる様にと、改造に取組んだ。又、立派な庭が3ヶ所もあり、休日になると夫婦で庭いじりをされるとの事。プラン造りはその庭をどう活かすかがテーマであった。茶の間、ダイニング(リビング)からその庭が望め又、家族の一員(犬)のナナのスペースも日当たりの良い、どちらも望める位置に確保できた。
内部は段差をなくし、できる限り明るく暖かく、収納を充分確保した。奥様の強い要望がかなえられた。
玄関土間の既存天井を撤去したら、見たことのないS字梁が4本も同寸法、同形状で見つかった。
梁組みも凝っており先人達のこだわりにあらためて関心した。
古い建物に接すると、良い勉強になるし伝統を守って少しでも残していけたらと思う。
■寸評
築130年の旧家の改造ですが、当時の柱や梁などの骨組みをあらためて再認識させられました。やはり骨太の住宅を後世に立派に残していくことを先人たちは教えてくれたようです。
 
 
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