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石井 正博 設計事務所アーキプレイス
作品名/回遊する家
設計/設計事務所アーキプレイス 施工/株式会社 ミツヤホーミック 竣工日/平成16年8月10日
■建物概要
建設地/広島県三次市十日市西 敷地面積/445.06m2 建築面積/87.50m2
延床面積/121.51m2 構造・規模/木造2階建

■設備面の特記
●厨房機器
・IHクッキングヒーター/東芝 BHP-M46SS
・食器洗い乾燥機/松下電器 NP-P45FDISTM
●給湯機器
・エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯器)/松下電器 HE-37KIQ
●冷暖房機器
・ヒートポンプエアコン/コロナ CSH-B224G×2台、三菱 MSZ-250LS×1台
■その他設備面の特記
・サーマスラブ(深夜電力を利用した土壌蓄熱輻射床暖房)
・シーリングファン・ペアガラス
・外壁・屋根:外張り断熱 厚40通気工法 基礎:外張り断熱 厚150
■設計コンセプト
30代後半のご夫婦、男の子、ご両親、お兄さんの6人家族の住宅です。「広々として家族の気配が感じられること」「ご両親やお兄さん(要介護者)にも快適な住まい」が求められた。木の生茂る山が迫る南側には、大きく開口をとって自然を取り込み、前面には室内と一体的に使えるデッキテラスを設け、植物を育てる庭や畑との出入りに配慮しました。道路のある北側には縁側を設け、”川向こうの街を眺めたり””近所の方がふらっと訪ねて来られる”ような以前の暮し方を引継げるようにしています。リビングは冬の日差しを取り込むために吹抜けとし、そこを中心に1階にはダイニングキッチン、ご両親とお兄さんの和屋、2階には寝室、子供のスペースを設けました。また吹抜けの周りを回遊できるようにすることで、3世代の家族が気配を感じながら暮していけるようにしています。深い庇やバルコニーが、夏の強すぎる日差しを防ぎます。冬でも広々とした室内で快適に暮せるように、1階の全面をサーマスラブ(深夜電力を利用した土壌蓄熱式床暖房)として温度のバリアをなくし、ご両親やお兄さんにも快適で安全な優しい住まいとしています。
■寸評
多世代住宅としてそれぞれの暮らしがうまく盛り込まれ且つ統合されています。よく構成されているということです。
 
 
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