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迫谷 敏博
空間創造。T+K(株式会社 太昭組一級建築士事務所)
作品名/ 2世帯住宅+デンタルクリニック
●
設計/空間創造。T+K(株式会社 太昭組一級建築士事務所)
●
施工/株式会社 太昭組
●
竣工日/平成15年6月10日
■建物概要
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建設地/広島県大竹市小方1丁目1495-4
●
敷地面積/335.00m
2
●
建築面積/203.71m
2
●
延床面積/着工前 298.41m
2
着工後 349.63m
2
●
構造・規模/木造(在来工法)2階建
■設備面の特記
●厨房機器
・ システムキッチン/ナショナル 集いフィット
・ IHクッキングヒーター/ナショナル KZ-321LS
●給湯機器
・ 電気温水器/ナショナル DH46G2SUB
●冷暖房機器
・ パッケージエアコン/東芝 ROA-P50-1HS
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・ 全居室:ペアガラス
・ 公庫基準「省エネルギー仕様」による断熱化
■設計コンセプト
これは築21年在来木造のリフォームである。施主は父である先代の院長より引き継いでこの住宅で歯科医院を営んでいるが、進歩する医療機器、そして福祉建築としてのスタイルにあまりそぐわない建物のストレスから、医院とこれを期にお母さんと若世帯(4人)が同居する2世帯住宅の増改築を行う事となった。
医院計画においてはクリーンで明るく安全で、キュアより癒しとしての空間を目指し地域に対し優しい建築である事が望まれた。そこで先代が趣味として鯉を飼っていた池のある7坪の中庭、ここへ増築し、診療スペースを明るくひらけた東面へ90゜回転させ同時に患者とスタッフの複雑だった導線もシンプルに整理する計画が採用された。
住宅計画においては、2つの個室を1つのLDKとし、やたらと広かった玄関ホールの吹き抜けに、2人の娘さんの子供部屋を設け、将来は仕切っても使えるようにした。施主は生活しながら、医院は開業しながらの工事であったため至難を要したが現在は忙しくも快適に過ごされている。住宅の電化はクリーンで安全で快適ということに、重きをおく施主の当初からの要望であった。先代の院長が残した中庭...それがあったからこそ今回のリフォ−ムに踏み切ったと言ってもいいかもしれない。亡き父からの時を超えた贈り物だったと施主とふりかえるこの頃である。
■寸評
大規模なリフォームです。これだけのリフォームを建物を使いながら成し遂げた努力に驚きます。
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