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枡田 秀彦 枡田秀彦 建築設計事務所
作品名/ 川内の家
設計/枡田秀彦 建築設計事務所 施工/株式会社 武田組 竣工日/平成13年4月4日
■建物概要
建設地/広島市安佐南区川内3丁目515-3 敷地面積/301.39m2 建築面積/179.79m2 
延床面積/481.46m2 構造・規模/鉄骨造3階建

■設備面の特記
●厨房機器
・システムキッチン/松下電工 C'madeキッチン
・電気クッキングヒーター/松下電工 QG27EB1
・食器洗い乾燥機/ホシザキ BJW-450B
・同時給排気式レンジフード/三菱電機 V-604KQH
●給湯機器
・電気温水器/三菱電機 SRT-5566FU200V-BL
●冷暖房機器
・天吊形/娯楽室:三菱重工 FDEJ140HKXD1×2+FDCJ224HDI+ISU10A
・壁ビルトイン形/D・和室:三菱重工 SKU28AKF
・床置形/L:三菱重工 SRF409KRZ
・床暖房/L・D・K:アトラス ヒータス床暖房システム
■その他設備面の特記
●気密・断熱化
・グラスウール天井裏部分:100mm
・外壁内壁部分:100mm
●その他
・リビングには、全熱交換気三菱電機VL-150ZSを使用
■設計コンセプト
この住宅は、広島市の郊外に建つ。田畑が少しは残るものの、年々その数は減り、住宅地へと変貌している。ここに夫婦と子供3人のための家を建てた。この家族は、卓球をすることが生活の中心になっていて、家族だけでなくたくさんの人がここで卓球をし、また、ホームパーティする。多くの人が集い、楽しむ住宅を目指した。娯楽室を、窓をあけて風を入れることが卓球をするうえで不都合なので、空調を必要とした。ただ、かなりの大空間なので、ランニングコストを考え、氷蓄熱エアコンを使い、消費電力の低減をはかった。リビング・ダイニングは、多人数がきても圧迫感がないように、ガラスを多用し、開放的な空間とした。廻りは、低層の住宅が並ぶので、大きな開口でも、プライバシーは保たれる。夏には、二つのバルコニーが、風を有効に通し、冬には高度の低い太陽が、大開口から直接床に光を落とし床を暖めてくれる。広い空間なので、床暖房を仕様し、足元から、安全で、快適な生活ができるようにした。キッチンを開放的なものにすることによって、リビングやダイニングにいる家族との関係をより密接なものとすることができ、パーティーの時も楽しく接客できるようにした。個室は可動家具で区切ることによって、子供たちが巣立ったあとでも、様々な生活状況に対応してくれるはずです。家は生活するだけでなく、楽しむことも大事です。家族みんながいきいきと、この家で楽しみながら、生活してくれるでしょう。
■寸評
複雑な現代の中では、都市も建築もいろいろな要素の複合から成り立っています。そこでは、当然明快な割り切りの感覚が必要です。この作品のような複合住宅や家族の自律を重んじる活性的な住宅は特にその感覚によって計画されることが必要ですが、過度な割り切りはそこに住む生身の人間を飛び越してしまい、その結果オブジェのような住宅を生む結果になってしまいがちです。この作品はその割り切りが巧みで程良く心持ちよい明快さがあります。
 
 
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